人間の若者に多く発症する骨肉腫は、人では比較的まれな疾患で
ありますが、犬においては大型犬に多く認められ、年に数回
遭遇する事もあります。治療法としては、
外科手術・放射線・殺細胞性抗癌剤
(アドリアマイシン・カルボプラチン・シクロフォスファミドなど)
が主流となっております。
ですが、ほとんどすべての症例において血行性肺転移により死の
転機をとります。近年、癌細胞の特定分子を標的とする新しい
抗癌剤として分子標的治療薬が生まれ、人医領域では肺転移を持つ
骨肉腫症例に対し、mTOR阻害剤であるラパマイシンが肺転移巣の
縮小を認めることが判明しました。このラパマイシンは、今まで人医
しか入手できなかったのですが、近年アメリカ合衆国において猫の
肥大性心筋症に対する治療薬としてFDAに認められ、海外薬ですが
獣医師にも手にいれることができるようになりました。
今まで肺転移巣の拡大により呼吸困難となり、死亡していたワンちゃんに
対し、ゲームチェンジャーとなり得る動物薬と考えております。
この話に興味を持たれ、治療をお考えになった飼い主様が
おられましたら、院長獣医師である東條をご指名のうえご相談(有料)
してください。
院長 東條 雅彦
2026年(R8)骨肉腫治療
2026.01.26更新
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