新しい診療治療法

2016.12.13更新

現在のところの標準治療は、ピロキシカムと呼ばれる非ステロイド系抗炎症剤を1日おきに内服させることと、ミトキサントロンと呼ばれる抗がん剤を約3週間に1回繰り返し点滴静注させる治療法となっております。

しかし、中には治療に対する反応の悪い症例もあります。

そこで、当院では、ルペオールと呼ばれる植物性由来の天然成分を油性注射液にしたものを週1回皮下注射することと、イペットSと呼ばれる抗がんサプリを毎日内服させる治療法を併用しております。

この治療については、院長にお尋ねください。

院長不在の際は、こちらからお電話します。

 

投稿者: 長居動物病院

2016.12.13更新

COP、COAP、UW19、UW25と呼ばれる一連の抗がん剤の組み合わせによる治療により、体表および体腔内の腫瘍化したリンパ節は、ほぼ元通りの大きさになります。

しかし、治療終了後、そのまま放置すると抗がん剤に耐性のできたBリンパ腫の腫瘍残存病変により、再び元の状態より深刻化した状態になってしまいます。

アメリカでも抗がん剤のみでは、根治は無理とされております。

そこで、当院では、腫瘍化したリンパ節が小さくなっているうちに、患者さんより約10~20ml採血し、そこからα‐ガラクトシルセラミド感作樹状細胞(免疫の司令官)とガンマデルタTリンパ球(腫瘍細胞殺戮する特殊部隊)を培養し、約2週間後に患者さんに静脈点滴する治療を最低2回繰り返すことを行っております。

この治療については、院長にお尋ねください。

院長不在の際は、こちらからお電話します。

投稿者: 長居動物病院

2016.11.15更新

現時点において、CT・MRIなどの画像診断技術の急速な進歩により、約10年前までほとんどブラックボックス状態であった犬の脳腫瘍がある程度、腫瘍の種類まで判別できるようになりました。

治療としては、外科手術適用の髄膜腫、その他の原発性あるいは転移性の脳腫瘍については放射線治療が主体となっております。

しかしながら、これらの治療は大掛かりで全国でも施設は限られており、衰弱した高齢犬に麻酔をかけるので、体力的に無理と思われる症例も多数あります。

脳腫瘍は、硬い頭蓋骨に囲まれたところに発生するので、容易に脳の圧迫を起こし、浮腫が生じ、けいれん発作を誘発します。

そこで、当院では浮腫を軽減するため、ステロイド剤を用いた上で第4番目の腫瘍治療と言われるがん免疫療法(樹状細胞とγδTリンパ球を静脈点滴する治療)を行っております。

詳細については、お電話にてお問い合わせください。

院長不在の時にはこちらからお電話させて頂きます。

投稿者: 長居動物病院

2016.11.15更新

術前胸部レントゲンやCT撮影時に悪性乳腺腫瘍の肺転移が判明した場合、獣医さんから外科手術は無理だ、あと数か月の命と宣告される症例は少なからず見うけられます。

でも、飼い主さんは諦めきれず、高額なサプリメントをインターネットなどで購入し、愛犬に与えているのを散見致します。しかし、時代の進歩と共に、ある程度内服薬でコントロールができるようになりました。

詳細については、お電話にてお問い合わせください。

院長不在の時にはこちらからお電話させて頂きます。

【使用薬剤名】

・パラディア®(トセラニブ)

・シクロフォスファミド(メトロノーム治療)

・ピロキシカム

・シメチジン

・PEDHA+EPA550カプセル

・LPS錠 など

 

投稿者: 長居動物病院

2016.08.23更新

Step1 外科手術

例えば、脾臓摘出を行います。

 

Step2 静脈点滴

ドキソルビシンを点滴します。

 

Step3 内服治療と注射

・シクロフォスファミド(メトロノーム療法)

・パラディア(Zoetis)

・ピロキシカム

・サリドマイド

・シメチシン

・DHA&EPA

・ダルテパリンNa注射(血栓防止のため)

詳細については、お電話にてお問い合わせください。

院長不在の時には、こちらからお電話させて頂きます。

投稿者: 長居動物病院

2016.07.12更新

犬の口腔内や爪の悪性黒色腫(メラノーマ)は悪性度が高く、肺やリンパ節や脳などに転移するケースが数多く見られます。

原発巣を外科切除されてもすぐに再発し、抗がん剤もあまり効果が見られません。

しかし、宿主の免疫に対する反応は強くあらわれ、アメリカでもDNAワクチンなどが使用されています。

メラノーマに対し、充分な免疫反応が得られない理由は、腫瘍細胞が自分自身を守るため、宿主の免疫を回避する手段を持ち、人医療域では、オプティーボなどの免疫をストップさせない新薬が出現しております。

当院では、同様の作用機序に近づけるため、注射と内服薬、具体的には注射として週1回または、2週間に1回ルペオール、犬のインターフェロン(インターDog)、丸山ワクチンの使用、内服薬としてトセラニブ(パラディア®)やピロキシカムとシメチジンの組み合わせにより治療を行っております。

詳しくはお電話にてお問い合わせください。

院長不在のときはこちらからお電話させて頂きます。

投稿者: 長居動物病院

2016.05.31更新

Bリンパ腫は抗がん剤がよく効くがんではありますが、生存年数は1~2年であります。その原因は、微小残存病変といわれるBリンパ腫細胞の生き残りが存在し、それが再び寛解持続期間を過ぎると増殖し始め、今度は抗がん剤に耐性を持つ腫瘍細胞のみの厄介な事態になるからです。

そこで、近年、アメリカなどでは、化学療法のみでは限界があり、化学療法+免疫療法により、残存病変を根絶する試み、例えば、がんワクチンなどの治療試験が行われております。

当院では、同じ試みとして、がん患者さんより採血し、α-ガラクトシルセラミドを感作させた樹状細胞と活性化リンパ球により、残存病変を破壊することにより、再発を防ぐ治療試験を行っております。

この治療試験に関しては、院長にお問い合わせください。

院長不在の場合は、こちらよりご連絡させて頂きます。

投稿者: 長居動物病院

2016.03.22更新

腎臓病が悪化して、貧血を起こすとふらつきや食欲不振など、いろいろな生活に支障をきたす症状が現れます。

今までは、週3回皮下注射するホルモン剤の注射がありましたが、通院や費用など様々な飼い主様にとっての負担がありました。

しかし、週1回の注射ができて、治療に対するハードルが低くなり、患畜に対し、治療しやすくなりました。

詳しくはお電話にてご相談ください。

投稿者: 長居動物病院

2016.02.09更新

画期的な治療薬で3か月に1回、内服させるだけで治療ができます。

本来は、ノミ・ダニの治療薬として研究開発され、市販されましたが、海外文献では毛包虫(ニキビダニもしくはアカラス)症にも効果を示すことが発表され、当院でも使用してみたところ、患犬が発毛するなど、著しい臨床症状の改善がみられました。

従来の治療で、うまくコントロールされていない症例のため、ぜひ一度お試しください。

詳しくはお電話にてお問い合わせください。

 

投稿者: 長居動物病院

2016.01.12更新

外科手術後、局所再発し、再手術不可能と他院にて診断された柴犬を分子標的剤、サリドマイド、ピロキシカム、シメチジンを1日交代で投薬することにより、約1年半、日常生活に差支えなく元気に過ごすことができました。

今までの治療では全く効果が認められなかった時代から考えると、格段と治療が進歩しました。

詳しくはお電話にてお問い合わせください。

院長不在のときはこちらからお電話させて頂きます。

投稿者: 長居動物病院

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長居動物病院 電話番号06-6693-4801

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