新しい診療治療法

2015.12.08更新

鼻腔腺癌の治療は、現在放射線治療や温熱治療が主たるものでありますが、高額な治療費や全身麻酔の必要性、実施施設が限られていること、回数は無制限ではないなど、様々な制約があります。

しかし、時代の進歩とともに、分子標的薬や血管新生阻害薬であるサリドマイド及び非ステロイド系の抗炎症薬ピロキシカム、免疫調節作用のあるシメチジンとの組み合わせにより、治療が可能になりました。

ここに、一部の症例ではありますが、治療前後の写真を掲載しておきます。


治療前
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治療後
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治療前

治療前

 

治療2週間後

治療後

 

治療1か月後

治療後

 

治療1か月後

治療後

投稿者: 長居動物病院

2015.07.30更新

新しい診療治療法の情報を随時公開していきます。

お楽しみに!

投稿者: 長居動物病院

2015.03.17更新

犬猫の膀胱移行上皮癌は、膀胱三角という尿道との境界に発生しやすく、肺などにも転移し、排尿が困難になる厄介な悪性腫瘍です。標準治療は、可能であれば外科手術及び、ミトキサントロンという抗がん剤にピロキシカムという抗がん作用のある抗炎症剤の組み合わせであります。
しかし、症例によっては外科切除不能及び高齢化による衰弱により、抗がん剤が使用できない場合もあります。
そこで、これらの患者さんに対し、当院ではルペオールという注射とイペットSという抗がんサプリ及びピロキシカムという3剤組み合わせにより、目立った副作用もなく、ときどき血尿はしますが、元気・食欲と排尿が良好になった症例が少なからず見うけられます。
この治療法は、標準治療ではありませんので、治療相談は院長が承ります。お電話ください。
院長不在の場合は、こちらからお電話させていただきます。

投稿者: 長居動物病院

2015.02.24更新

口腔内扁平上皮癌の治療の第一選択は、手術と放射線治療であります。しかしながら、患犬が非常に高齢化された場合、麻酔に耐えられない、あるいは手術・放射線治療に対し、抵抗がある飼い主様も少なからず見うけられます。
2014年、日本で発売されたトセラニブという分子標的剤は、元々肥満細胞腫の治療薬として、開発された薬ではありますが、海外文献を見ると、口腔内扁平上皮癌にも有効であることが記載されています。

当院では、手術不能あるいは飼い主様の意向により、内服薬で腫瘍をなんとか縮小させてほしいという方にトセラニブを処方させていただいております。

一部でございますが、実際に内服薬で治療を行った患犬の症例写真を下記に掲載させていただきます。

●投薬前



●投薬後



治療相談は、お電話にて承っております。
院長不在の場合は、こちらからお電話させていただきます。

投稿者: 長居動物病院

2014.12.16更新

肛門アポクリン腺癌は、罹患する犬は少ないですが、悪性の転移性の腫瘍で高カルシウム血症や腰下リンパ節によく転移し、便が出なくなる症状を出します。
原発巣を除去しても転移巣はそのまま残ってしまい、症状の改善は、認められない場合もみられました。
この度、肥満細胞腫の治療薬として、日本国内で販売できるようになったトセラニブという分子標的剤を用いて、転移巣を小さくし、患犬のQOLを改善できるようになりました。
詳しくはお電話ください。院長が不在の場合はこちらよりお電話いたします。

投稿者: 長居動物病院

2014.12.16更新

今までは、鼻腔腺癌に対して、放射線治療ないし、温熱療法しか有効な治療手段はありませんでした。
全身麻酔や鎮静処置などが必要で入院や通院が必要でありました。
2014年よりトセラニブという分子標的剤が日本でも使用可能となり、内服薬としてサリドマイドやピロキシカムと併用して、在宅治療が可能になりました。
詳しくはお電話ください。院長が不在の際は、こちらよりお電話いたします。

投稿者: 長居動物病院

2014.09.30更新

抗癌剤であるミトキサントロンと非ステロイド性抗炎症剤ピロキシカムの併用や放射線治療などは、獣医学領域の膀胱腫瘍や前立腺腫瘍の標準治療であります。
しかし、昨今高齢化に伴い、体力的に標準治療に耐えれない犬・猫も増加しております。
そこで、当院ではピロキシカムと抗癌サプリであるイペットSや皮下注射のルペオールや色素剤であるジアグノグリーンを静脈注射した後、温熱治療をするオプションを選択することができます。
詳しくはお電話にてお問い合わせください。
院長不在のときは、こちらからお電話させていただきます。

投稿者: 長居動物病院

2014.08.12更新

悪性腫瘍のうち癌腫といわれる上皮糸が約9割を占め、残りの1割は肉腫という非上皮糸(間葉糸)の腫瘍です。

肉腫(血管肉腫、骨肉腫、軟部組織肉腫など)

肉腫は腫瘍細胞だけでなく、間質細胞(繊維芽細胞)や血管、リンパ管など、さまざまな細胞が入り組んでおり、高濃度の抗癌剤を投与しても、副作用の割りにはなかなか目に見える効果は出ないのが実状です。

メトロノーム化学療法とは、ミクロフォスファミドなどの比較的安価な抗癌剤を毎日あるいは週1回のペースで少量内服してもらい、主に腫瘍の血管新生を抑制して、栄養供給を断つ治療法です。

さらに非ステロイド系抗炎症であるピロキシカムや血管新生抑制薬のサリドマイドと併用すると効果的です。

お電話にて相談承ります。
不在の際は、こちらからお電話いたします。

投稿者: 長居動物病院

2014.06.03更新

鼻腔腺癌は、放射線治療が主たる治療法ですが、全身麻酔や照射回数は制限され、大学病院など特殊な設備が必要であります。
近年、それの代替療法として温熱治療が一般動物病院でもできるようになりました。
基本的に、無麻酔か鎮静程度で少量の抗がん剤、色素剤を局所に注入し、8分~10分程度医療用温熱照射の機械で加熱します。


術前の写真



治療1か月半後の写真


詳しくは、当院までお電話ください。
院長不在のときは、こちらよりお電話させていただきます。

投稿者: 長居動物病院

2014.03.11更新

従来、乳腺腫瘍の肺転移は、あまり有効な治療手段がありませんでしたが、当院では週1.2回のオゾン注腸療法と週1回シクロフォスファミドを内服することや1日おきにピロキシカムを内服することにより、肺転移層の増大を抑制したり、元気・食欲の改善した症例がみられました。
お気軽にお問合せください。
院長が不在のときは、お電話させていただきます。

投稿者: 長居動物病院

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長居動物病院 電話番号06-6693-4801

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